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留魂録を大切に守り抜いた 沼崎吉五郎

観光 | 2015.12.31 Thursday 15:50

松門神社
松陰神社に向かって左側の小さなお社は松陰先生の塾生・門下生を祀っている松門神社です。
今年新たに沼崎吉五郎が合祀され現在その御祭神は53柱です。
沼崎吉五郎 合祀
御祭神五十三柱
沼崎吉五郎(福島藩士後に幕府陪臣)は、松陰先生処刑時の江戸伝馬獄の牢名主で、松陰先生の信頼を受け、先生の魂の結晶である遺書「留魂録」を託されました。沼崎はその後、三宅島に流罪となりましたが、これを17年間肌身離さず守り抜き、明治9年、松下村塾生であった野村靖に手渡し、今日まで伝存されることとなり、現在の我々の大きな遺産となっています。
この献身的な努力と功績を称えるため、10月25日、松門神社に合祀されました。

 今、私は死を前にして心安らかです
 今更誰を恨もうという気もありません
 それは命についてこう悟ったからです
 春に種をまき、夏に苗を植え、秋に実り、冬には蓄える
 人にも同じように四季があります
 人の命とは歳月の長さではない
 10歳で死んでいく者は10歳の中に
 20歳で死ぬ者は20歳の中に
 それぞれ春夏秋冬があり実を結んでいる
 私は30歳ですが、収穫の時を迎えたと思っております
 もし同志の中で私の心を継いでくれる人がいたら、私の実は空ではない
 どうか一粒の籾として次の春の種となれますよう

大河ドラマ花燃ゆで吉田松陰役の伊勢谷友介さん最後の言葉は留魂録から顕彰されたことでしょう
留魂録は松陰神社宝物殿至誠館に展示しています。
初詣のあと是非ご覧くださいませ。