椿 開花しました

12月20日(木)萩市笠山の椿群生林で、7本の基準木すべてに花が咲き昨年より16日早く開花宣言がだされました。来年の2月中旬から3月中旬が一番の見ごろになり、恒例の「萩・椿まつり」が2月16日から3月20日まで開催されます。
今年は「椿群生林ウォーク」(約5km)も新しく企画されました。萩・椿まつりが2月16日(土)から3月20日(祝)の土曜・日曜・祝日に開かれます
(雨天の場合中止)

●郷土芸能
●抹茶席
●地元の特産品販売
●写真コンテストなど
●無料シャトルバス
●椿群生林ウォーク」期間中3回実施予定
多彩なイベントが予定されています。
●笠山(かさやま)
萩市の北方にある笠山は、日本海に突出した標高112メートルの安山岩類からなる小火山です。
この笠山の北端にある虎ケ崎10haの広さに約25,000本のやぶ椿が自生しています。
笠山は、毛利輝元が関が原の戦いに敗れ萩に入城以来、萩城の鬼門(北東)の方角に当たるので、「お止め山」として藩では笠山の樹木の伐採や鳥獣の補導を禁止していました。
そのため金山原生林の様相を呈し、大木に覆われていましたが、明治になってその禁が解かれ、大木は切り倒され用材となり、雑木類は薪炭用に伐採されるなど戦後まで繰り返すこととなり、昔日の面影はなくなりました。椿も周囲の雑木と共に切り払われましたが、その切り株から「ひこばえ(脇芽)」が成長し、雑木の中に椿の赤い花が見られる状態が昭和40年代まで続きました。
昭和45年、全国の椿の調査をされていた著名な椿の研究家渡邊武薬学博士がこの原生林を訪れ椿の価値を見いだされ、雑木の伐採やつるを整理した結果、現在の椿群生林が出来上がりました。